泉質と効能
    療養泉とは

 

温泉の定義というとよく温泉法が引き合いに出されますが、この法律はどちらかというと温泉の開発を規制する法律のため、温泉を、地中からゆう出する温水、鉱水および水蒸気その他のガス(天然ガスを除く)で、

● 採取時の温度が25度以上

あるいは

● 指定された19種の物質のうち、いずれか一つでも基準値以上含むもの

ときわめて広く定義しています。そこで、温泉のうち、温度、成分の量、質、組成から、医療的な治療効果が期待できるものを療養泉として区別しています。

療養泉は9種類(塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉、単純温泉)に分類され、それがさらに細かく分かれています。当館の源泉は塩化物泉ですが炭酸水素イオンの含有量も多いので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧泉質名では含重曹-食塩泉)という泉質名が与えられています。一方、温泉ではあるが療養泉に該当しないものには泉質名がなく、単に「温泉法の温泉」とか、主成分をカッコ書きで記すことが多いようです。

 

    効能等

 

源泉名

小平温泉

湧出地

小平市小川町1丁目2508番地4

泉質

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

(弱アルカリ性低張性温泉)

温度

34.8℃

pH

7.8

浴用の

適応症

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚炎、虚弱児童、慢性婦人病

浴用の

禁忌症

急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と末期)

 

 

浴用上

の注意

事 項

A) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。

B) 温泉療法のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。

C) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。

D) 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。

・入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし慣れるにしたがって延長してもよい。

・入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。

・入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい。)

・入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。

・次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。

高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病

・熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。

・食事の直前直後の入浴は避けることが望ましい。飲酒しての入浴は特に注意する。

 

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